本年も何卒宜しくお願い致します。
当事務所は、2005年1月に設立を致しまして、今年の1月で20周年となりました。
当初、タイに事務所を設立した際は、過去にタイで事務所を設立して運営してきた日本人の弁護士が見当たりませんでしたので、まったくの手探りで開始しました。
スクムビット53のアパートの1階にあった無駄に広いオフィススペースを利用して運用を開始し、家具や備品を少しずつ買い集めていきました。
その際、チャオプラヤ川に自生する水草を利用した必要以上に大きなソファーを買ってしまった記憶があります。
そこで創業スタッフの一人が赤ちゃんを連れてきて寝かしつけたりしていたのですが、その子も今や立派な成人となったと聞きました。
タイもバーツ危機の直後とは経済の様相も一変し、先日、旧オフィス近くを通りかかったら、大規模開発で大きなコンドミニアムやオフィスビルが立ち並ぶような場所に変わってしまっていました。
アパートの庭にいたシャム猫の家族ももう世代も変わり、どこかにいってしまっていると思います。
途中コロナで渡航できないなどの時期もありましたが、その間も体制を維持したまま事務所を維持できたのはクライアントをはじめ関係者の皆様にご支援、ご指導頂いた結果と受け止めております。
わたくし西澤もタイ人筆頭弁護士のUdomchai弁護士も、若手とは口が裂けてもいえない年齢になりましたが、気持ちだけは当時の情熱を維持しながら精進して参りたいと思っております。
今後とも、引き続き何卒宜しくお願い致します。