３月26日に、タイにおいて、非常事態宣言が出されましたが、外国人の入国の制限と一部の事業の制限が4月30日までとされ、外出禁止令などその他の強力な命令は追ってということになったようです。
外出禁止令を伴わない非常事態宣言はあまり例を見ないように思いますが、外出を控える要請により様子を見ているようです。
万一、外出禁止令が出されたときのことを予め予想してテレワークの準備など進めておく必要があるように思われます。
一部禁止されている事業については、期間中の賃金については、業務がなければ支払う義務はないという解釈が労働局の担当官より示されているようです。
その場合の賃金は、社会保険により通常賃金の５０％が1か月7500バーツを上限として60日間まで補填されることになるようです。具体的な金額は、勤務状況によっても変わってきますので個別に問い合わせが必要です。
その他の処置として、社会保険料が５％から４％に2020年3月から8月まで、減額となり、源泉税も３％から1.5％に2020年4月から9月まで減額となります。