2014年を振り返って

いよいよ、今年も終わりが近づいて参りました。
このブログも2月から開始して、なんとか、年末まで続けることが出来ました。
折に触れて読んで頂いた皆様には心から感謝致します。

今年一年を振り返りますと、何と言っても5月のクーデターが一番に思い浮かびます。軍事政権は、今も続いており、いつ正常化されるのかは、未だ不透明な状況ではありますが、日常生活やビジネスに関しては、余り大きな影響は出ずに済んでいるといえる状況かと思われます。

個人的には、地方の国民の意見が、買収などのない、正しい形で反映される政治が実現出来ることを望んでやみません。

また、代理出産の騒ぎなどもありましたが、その際は当事務所にもマスコミからタイ法についての問い合わせが入ったり、騒がしかったですが、今となっては完全に忘れ去られてしまっています。生まれた子供達が、その後どうなったのかが気がかりです。

 

年明けには、投資奨励法も改正されるようですが、詳細は、BOIのサイトでご確認を頂ければと思います。奨励の必要性が低くなった業種を外したのがメインの改正のようです。大幅な円安によって、進出時の負担は大きくなる一方ではありますが、ビジネスが軌道に乗れば、大きく回収出来る可能性も高くなりますので、タイ進出を止める理由には繋がらないのではないかと考えております。

逆に日本国内では、将来的な財政破綻やハイパーインフレの可能性なども取沙汰されていることを考えれば、海外に拠点を設けておくことは、防衛手段としては必須といえる時代に入りつつあるように感じます。

来年の日本とタイはどちらも時代の過渡期に入りつつあり、その中で我々はどう考えていくべきなのか、興味は尽きません。予測が難しい時代ですので、いろんな可能性に対応出来るように準備をしておくほかないのだと思います。

それでは、よいお年をお迎え下さい。

ご不明な点等がございましたら、質問のメールをお問い合わせフォームから送ってください。時間と能力の許す限りで、このブログ上で回答してみたいと思います。
また、ブログの記事は、あくまで一般論ですので、個別の案件に適用された結果については、責任を負うことはできません。個別に専門家に確認するなどして、正確を期して頂くようにお願いいたします。