レバラン休暇

Selamat sore!

インドネシアでは昨日でラマダンが終わり、今日からレバラン休暇です。

私は日本に一時帰国していますので現地での体験をレポートすることは残念ながら叶いませんでしたが、折角ですので以前のラマダンに引き続きレバランについても少し説明をしたいと思います。

 

ご存知の方も多いとは思いますが、レバラン(Lebaran)は、イスラム教徒における断食明け大祭のことを言います。

レバランはインドネシア語ですが、アラビア語を元にしたイドゥルフィトリ(idul fitri)という名前でも呼ばれています。

インドネシアでは、レバランの初日に「selamat idul fitri semuanyaa. mohon maaf lahir & batin」という挨拶を交わすのが習わしのようです。直訳しますと「イドゥルフィトリおめでとう。体と心ごめんなさい。」と言ったところでしょうか。なんでも、断食明けにイスラム教徒の人々はこれまでの体と心に対して行った良くないことについて謝るんだそうです。私が通っていたインドネシア大学法学部のインターナショナルコースの学生は、ハロウィン会etcの写真を見ているとお酒を嗜んでいたような気がするんですが、ここで謝ることで全て清算するんですかね?

また、レバランはhari kemenangan(勝利の日)とも言います。これは、一ヶ月に及ぶ断食期間(ラマダン)でそれまでの罪と戦い、断食期間の終了によってこの罪に打ち勝ったことになるそうで、レバランはこの勝利記念の日でもあります。

イドゥルフィトリの祝日自体は今日から明日の2日間(ラマダンの回でもご説明した通り、毎年日付がズレますのでご注意を!)なのですが、イドゥルフィトリの前後2日間も政令指定休日となりますので、最低6連休になります。このため、この期間を利用して里帰りや旅行をする人が多いそうです。私もこの休暇を利用してインドネシア人の友人家族とカリマンタン島南東部を旅行する予定だったのですが、新型コロナウィルスのせいで当然中止になってしまいました。。。

いかがでしたか?

インドネシアでは、労働法にも雇用主が全ての宗教に配慮しなければならない規定があるなど、自分の宗教だけではなく他の宗教についても知っておく必要がありますので、これからも様々な宗教行事についてご紹介していきたいと思います。

 

ではまた次回!