2021年 新年のご挨拶

Selamat tahun baru!

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年は新型コロナウィルスの影響で、どなたも大きな影響を受けた年になったと思います。

私自身、インドネシア滞在を切り上げて帰ってくる事になる等、様々な予定変更を余儀なくされた年でした。

今年こそはと信じたいところですが、インドネシアでは新型コロナウィルスの新規感染者数が年明け以降、ついに1日1万人を超え、20日時点では12000人をも超えているという状況です。

それだけではなく、インドネシアでは年明けにも苦難が立て続けに起こっております。

1月9日、ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港から離陸した飛行機が、近郊の海上で墜落するという事故が発生し、乗客乗務員ら62名が亡くなられました。スリウィジャヤ航空という私は使ったことない航空会社でしたが、インドネシアでは各地に航路を持つL C C航空会社です。インドネシアでは2018年にも別のL CCであるライオンエアで墜落事故が起きたばかりでした。そういえば、2018年の墜落事故も、今回と同様、ジャカルタの空港を離陸してすぐの海上で起きていた記憶ですね。今回の事故現場は、プラウスリブ(千の島という意味です)というジャカルタから船で行けるリゾートの近くだったようです。

そんな悲しみも明けないうちに、15日にはスラウェシ島西部でM6.2の地震が発生し、少なくとも81名が亡くなられたとのことです。スラウェシ島は、以前ブログでも書きましたが、日本でも「トラジャコーヒー」の名称で知られるタナ・トラジャがある島です。ただし、島自体は島国インドネシアでも4番目を誇る大きさですので、今回の地震も私が訪れた地域とはかなり離れた場所でした。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

他にも、ジャワ島では12日には中部のムラピ山から岩石が噴出、17日には東部のスメル山が噴火したり、カリマンタン島では大雨で2万戸が浸水したりするなど、新型コロナウィルスだけでなく、自然災害が立て続けに起きております。

このように試練が続くインドネシアですが、1つ明るいニュースがあります。

それは、新型コロナウィルスのワクチン摂取が始まったことです。

中国製のワクチンというところで、日本では使用条件や臨床実験結果があまり報道されていないので効果のほどが分からないのですが、ジョコ大統領が13日に接種を行い、これを皮切りに国民全体への摂取を始めました。また、欧米諸国と違い、接種の優先順位は、高齢者ではなく生産年齢(18歳〜59歳)を優先するようです。重症化リスクの重たい方を取るのか、それとも感染拡大阻止・経済再開のために生産年齢人口をターゲットにするのか、命に関わるの極めて重大で、かつ、答えがないという非常に難しい選択ですので議論があるところだと思いますが、いずれにせよワクチン接種が進み、1日でも早くインドネシアをまた訪問できる日を心より待ち望んでおります。

年明けから暗いニュースばかりで気が滅入りそうですが、これからは明るいニュースも増えると信じて頑張っていければと思います。

それでは皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。