ジョグジャカルタ訪問〜その1 ボロブドゥール遺跡編

こんにちは。

12月に入り、ようやく私の住むデポックでも雨季が本格化してきました。しかし、そもそも一般的にはジャカルタ付近の雨季は10月頃から始まると言われていましたので、これも異常気象の一つなのかもしれません。

インドネシアは熱帯性気候に属しますので、雨の降り方はいわゆるスコールのように、1~2時間で、ときに雷鳴とともに空から大粒の雨が襲いかかってきます。だいたい夕方なのですが、時によっては昼間に降ったり、はたまた一日中だったりといろんなパターンがあるそうなので用心しなくてはなりません。特に1月から2月にかけてがピークですので、この時期にいらっしゃる方はご用心ください。

さて、今回はそんな雨季が本格化する前の休みを使って訪れたジョグジャカルタについてご紹介したいと思います。今回はボロブドゥール遺跡編です。

 

ジョグジャカルタはジャカルタのあるジャワ島の中部に位置する場所にあります。

世界遺産であるボロブドゥール遺跡やプランバナン寺院群の最寄りの街としても知られています。

歴史と伝統の都という意味で、日本でいえば京都のようなところです。

ジャカルタからは電車(所要時間約8時間)でも行くことが可能ですが、今回は飛行機(所要時間1時間)で訪れました。

写真

ボロブドゥール遺跡は、イスラム教中心のインドネシアには珍しく仏教遺跡です。8世紀~9世紀頃に建築されたようですが、その後1000年以上に渡り密林と火山灰に埋もれ歴史から消えていたので詳しいことは誰にも分かりません。。。

逆になんで見つかったのかというと、ジャワ島がイギリスの植民地だった時代に知事として来たラッフルズという人が小高い丘と化していたボロブドゥール遺跡を発掘しました。

・・・暇だったんですかね?

(脱線ですが、インドネシアと植民地時代は法律としても切っても切り離せない関係にあります。この辺りもそのうちご紹介する予定ですのでお楽しみに。)

このラッフルズという人、世界最大の花として知られるラフレシアも発見し、その名前の由来となっています。

やっぱり暇だったんですね、知事。

このボロブドゥール、初めて見た感想は、(札幌の時計台を見た時と同じで)「思ったより小さい」でした。

歩いて見て回るだけなら1時間あれば十分でしたが、みな思い思いに写真(といっても、遺跡というより遺跡を背景にした自分の写真)を撮って過ごしていました。

全体は数多くのストゥーパ(卒塔婆)で構成されており、中には仏像が安置されているものもありました。

また、各回廊の壁にはブッダの物語に因んだ彫刻画が施されていました。

 

1つ1つのストーリーは残念ながらわたしには分からなかったですが、当時の文化度の高さに驚かされます。

1000年以上埋まっていたこともあり、現在まで修復作業が続いています。

ただ、修復後?とは思えないような彫刻画も散見されました。

 

 

もうちょっとパズルが得意な人がやるべきでしたね。。。

 

ボロブドゥール遺跡は早朝ツアーに参加して、朝日を頂上から眺めることをオススメします。もちろん頂上から見る朝日が綺麗だというのもあるのですが、一番の理由は人の少なさです。朝日をみるには敷地内にあるホテルのツアー(といっても、ただ敷地内に入れてくれて、終わった後に朝食ビュッフェを食べさせてくれるだけで、なんの案内もしてはくれませんが。)に参加する必要があるので、インドネシア人団体客が皆無という素晴らしい特典があります。

インドネシアの方々は写真が非常に大好きで、外国人(特に色白の)をみるとすぐ写真を撮ってくれと言われ囲まれ、そこに時間と体力をさかれますので団体客を避けることができるかはかなり大きな問題です。日焼けしすぎて現地人と間違えられる私はまだ一度も写真を頼まれたことはないのですが。。。

 

さて、ジョグジャカルタの旅ボロブドゥール編はいかがでしたでしょうか?

次回は、同じく世界遺産のプランバナン寺院群についてご紹介いたします。

それではまた次回!