Selamat siang! (夕方前までのこんにちはという意味です。)
今回はタナトラジャ紀行の最終回、トラジャコーヒーの農園をご紹介したいと思います。
トラジャコーヒーでは元々コーヒー栽培が有名だったそうですが、第二次世界大戦によって荒廃してしまいました。それを復活させたのは日本の有名なコーヒー会社であるキーコーヒー株式会社さんですね。その歴史は同社のHPに詳しく記載されております(https://www.keycoffee.co.jp/toarcotoraja/history.html)のでご興味がある方は是非ご覧ください。
弊所の近くにキーコーヒーさんの本社があるのですが、その1階には前回ご紹介したトンコーナンと呼ばれるタナトラジャの伝統家屋が飾られてあります。
農園はタナトラジャ村の中心地から車で約1時間離れた箇所にあります。
農園が荒廃していたため、農園に至る道もキーコーヒーさんが作ったという話を聞いたことがあります。
これが農園途中の道なのですが、今でもなかなかに揺れる道で、ちょっとした遊園地のアトラクションよりはよっぽど迫力がありました。
途中にはカカオも栽培されていました。
ひとついただいたので、デポックの自宅に持ち帰っていただきました。食べてみましたが、白い粘膜のような部分には酸味があって香りも爽やかでした。
今回の訪問先はこちら。
こちらがオフィスです。
オフィス内には現在の商品が並んでいます。
横の棚には再興当時の資料が今も置かれていました。
まずはコーヒーでおもてなしいただいたのち、
農園を案内していただきました。
これがコーヒーの木です。
整然と並んでいる日本の果樹園のようなものを想像していたので、一見するとどれがコーヒーの木かもわからないくらい雑然とした景色に驚きました。
これがコーヒーの実ですね。
赤い部分は私が食べた際はりんごのような爽やかな味がしました。熟れると甘みが出てくるみたいですね。
割ってみると見覚えのある形が現れます。
収穫時期は6~8月ということもあって、工場の方は閑散としていました。
(ただ、そのために中も見せてもらえました。)
豆の選別は今でも目視でやっているようで、女性の方が手際良く欠品をはじいていました。
こうしてできたコーヒー豆が日本にも届きます。
さて、全3回でお送りしたタナトラジャ紀行ですがいかがでしたでしょうか。
タナトラジャにはこの他にもイカットと呼ばれる伝統織物や、
素敵な雲海が観れるスポットもあります。
皆さんも、インドネシアにいらっしゃった際は訪れてみてはいかがでしょうか。
それではまた次回!
追記
上の雲海の写真を見たところの茂みで初めて、インドネシアのカブトムシを確保しました!!(もちろん、すぐその場で解放しました。)
こっちのは上の角の先端は下向いてるんですね。
日本のカブトムシよりも足の力が強く、しがみつかれたときは滅茶苦茶痛かったです。。。
いつか、有名な3本角のアトラスオオカブトも探しにいきたいと思います。