Selamat malam!
日本でもコロナウィルスが大変な騒ぎになっているようですが、インドネシアでも話題にはなっています。
未だ感染者がゼロとの情報ですが、その情報を素直に受け取っていいものか、疑心暗鬼になっている部分はあります。。。
ただ、空港以外でマスクつけている人が増えたという印象はないですし、もちろんマスクの売り切れ騒動なども起きてません。
ウィルスのせいで空港に行きづらくなり、旅好きとしては非常に困るので一刻も速く終息することを願うばかりです。
さて、今回は先週末にジャカルタ・クニンガンシティで行われた法学部生向けのジョブフェア(就活セミナー)にインドネシア大学の友人と参加してきたので、その様子をお伝えしたいと思います。
日本での就職活動といえば、私の頃はみんな大学3年秋にリクルートスーツを着て東京ビッグサイト等で開かれる就職セミナーに参加して、企業ブースの説明会に参加し続けると言った感じでした。
ちなみに弁護士の就職活動は少し違っていて(学部新卒と違い、職種が決まってますからやり方が違うのは当たり前ですが)、大手法律事務所の説明会に参加したり、それ以外は弁護士会が提供する採用情報等を利用して個別に面接に行ったりというのが普通ではないかと思います。
一方、ここインドネシアでは、学部新卒の学生でも弁護士の就職活動に近いです。大学生はすでに専門性を有していることが前提で、今回参加した法学部用の説明会には、法律事務所や、インハウス、官公庁等、法律に関連する機関しか参加していませんでした。
以前、インドネシア大学の経済学部に通う友人に、法学部卒業後に銀行に就職した話をしたら驚かれたものです。
「就職」ではなく「就社」の日本の方が、グローバルにみればやはり特殊なのでしょうね。
前置きが長くなりました。
まずは会場の入り口で登録手続きを済ませます。
中
中に入ると、日本では考えられないくらい派手な就職セミナーの内装が広がります。
ここは入ってすぐにあるディスカッション用のステージです。始まる前はクラブミュージックのようなものが大音量でかかっていましたし、始まってからもカラフルなライトが天井を照らし続けます。
ステージを通り過ぎると、法律事務所等の個別ブースが並んでいます。今回は大小合わせて30社未満だったと思います。
インドネシア人が派手好きなことがよくわかりました…各ブースが様々に趣向を凝らして飾り付けをしています。
中には日本の大手法律事務所と提携していることをアピールしている法律事務所もありました。
そして何より驚いたのがお土産。製造業系が自社製品を配ると言うなら分かりますし、そうでなくても自社ロゴが入った品物を配布するのもわかるのですが、ここではありとあらゆるものを配っていました。一番驚いたのはタピオカミルクティーですかね?
もう法律となんの関係もないじゃないですか…。
他でもジュースやお菓子を配ったり、軽食コーナーがあったりして、みんな飲食をしながらブースを回るカジュアルさでした。
友人が持ち帰った各ブースのお土産はこんな感じです。
他方、ブースで何をするかといえば、日本のように一定間隔で自社説明のプレゼンを行なうといった形式ではなく、学生はあらかじめ準備した履歴書(CV)を封筒に入れて、興味があるブースに置いていくと言うあっさりしたものでした。
もちろん、各ブースに人はいるので話を聞くこともできます。
ただ、日本のように大学3年生(今は4年生?就活方法が近頃コロコロ変わっているせいでもういつ就活しているのかよくわかりません…)だけが参加しているわけではなく、大学2~4年生と幅広い学年が参加しており、2年生は情報収集、3年生は長期(2-3ヶ月くらい)のインターンシップの申し込み、4年生は就職面接の申込みと、それぞれ別の目的を持って来ていました。
いかがでしたか?
海外で現地学生用の就職説明会に参加するなんて滅多にないので、日本とは趣向が違って私には大変貴重な経験でした。
日本の企業の皆様におかれましては、インドネシア現地で採用活動をする際はお土産の重要性をお忘れなきよう!
それではまた次回!
おまけ
就職セミナーの後、近くのカフェで友人と話していたのですが、ピザに調味料が付いて来ました。
皆さん、どっちの色に何が入ってると思いますか?
正解は…
黄色にトマトケチャップで、赤色にチリソースです。「え、黄色がトマト?マスタードは?!」と聞いても、マスタードが出てくる店なんてないよ〜と一蹴されてしまいました…。
皆さん、インドネシアでトマトケチャップを使いたいときはくれぐれもご注意ください。
(ちなみにインドネシアでは「ケチャップ」はソース全般を指すものなので、「ケチャップちょうだい」というと、普通は日本で言うソースに砂糖をたくさん入れたような味がする「ケチャップマニス」が出て来ます。)