年末・新年の文化

皆さん、こんにちは Salam Sejahtera!

 

新年に脱皮した新たなイサムです。

皆さん、年越しはいかがでしょうか?

2024年・令和6年にすっかり入りましたね。今年の初日に地震災害に見舞われましたが、お互いを手を伸ばして支援しつつより遥かな明日へ前向きに参りましょう。

 

冬休みの間、私は横浜とお台場に行きました。アクアパラダイスのアクアミュージアム水族館に行き、様々な海の生命体を堪能致しました。その他、動くガンダムと実物大ユニコーンガンダムを見に行きました。かなり楽しめましたね、日本万歳。

 

外国人として、日本の生活習慣にかなり驚かされています。例えばゴミの出し方・処理スケジュールがあったとか、ICカードで公共の自動車を手軽にレンタルできること、毎朝の電車のラッシュアワー、デパートと駅が一つの建物に統合されて建造されていること、お水を直接水栓から飲むことなど、多くのことに衝撃を受けました。なので、今回は日本とインドネシアの年末・新年について少し話したいと思います。

では、私が思ったインドネシアにない年末・新年の日本文化は次に述べます:

    • お歳暮
    • 日本には年末になると、過去1年間で手伝ってくれた方々に感謝の意を示すために、品物を送る文化があります。私が知る限り、インドネシアにはこのよう文化は存在せず、感謝の示し方は季節に限らず、品物送りはいつでも歓迎し、よくあるのは一緒に食事や活動をともにすることで感謝を示します。

      (出典:日本郵便局、https://www.shop.post.japanpost.jp/img/usr/oseibo2019/mame_im01.jpg)

       

    • 初詣
    • 日本では、新年になると多くの人々が神社やお寺に集まる文化がありますね。年明けの初めに神社やお寺を訪れて、前年の無事を感謝し、新しい年の幸運を祈る習慣です。祈りや願いは、財産、人間関係、直面されている問題、長寿など、様々な内容です。

      インドネシアでは多数派の人々はしませんが、ヒンドゥー教や仏教の信仰者が初詣と近い儀式をされているかもしれません。

      (出典:日枝神社、https://www.hiejinja.net/wp-content/uploads/2022/11/image-7-768×512.jpeg)

       

    • 大掃除
    • 家または住居全体を綺麗にする日本文化です。新年を迎えに、「煤払い」あるいは家から煤や黒しみを取り除く習慣です。インドネシアではこのような文化はありません。

    • インドネシアの大掃除と言えば、掃除当番の印象ですね。

      (出典:Ameba.jp、https://stat.ameba.jp/user_images/20191219/11/yamamoto-kumiko/4f/78/p/o0945059114681318175.png?caw=800)

       

    • 正月飾り
    • 日本では、新年に迎えに、飾りとして「門松」、「しめ縄飾り」、「鏡餅」を家、建物に飾りますよね。これらの飾り物は日本社会の信仰に基づいたもので、神様の訪れと神様からの福と徳を願う意味と聞きました。

    • インドネシアでは、新年の飾り物はありません。あるとしたら、グローバリゼーションの影響で、特にジャカルタやジャワ島の方は「新年おめでとう○○○○年!」と書かれた看板・バナーや新年テーマの装飾品を所々に飾ってあると思います。

      (出典:iemone.jp、https://iemone.jp/iemone-cms/wp-content/uploads/2022/12/389573-05-1.jpg)

       

    • 大晦日
    • 日本では、毎年12月31日の夜23時から00時までの間に、全国の神社やお寺で108回の鐘の鳴らす習慣がありますよね。「大祓え」と呼ばれ、人間の罪とケガレを清める儀式の一環です。鳴らす音を聞きながら、皆さんは年越しそばをすうすう食べます。

    • インドネシアでは、新年の夜に鐘を鳴らす習慣はありません。インドネシアは六つの宗教がありますが、どうしても鐘を鳴らす儀式はインドネシアに見たことはありません。やっぱりこれが日本の特権ですかね。

      (出典:ac-illust.com、https://thumb.ac-illust.com/59/5983143f54c34dba088b4f3ea56d074a_t.jpeg)

       

    • 福袋
    • 日本のユニークな新年文化であると私が思います。福袋は商人がランダムな品物を詰めた袋を提供し、その中身に基づいて約50%以上の割引で販売されます。ランダムな品物から利益と成功を引き寄せることで、努力や苦労をかけずに得られることが「射幸心」として日本で知られています。

      一方、インドネシアでは福袋のような販売はなく、新年を迎えにバーゲンセールを実施する文化はあると私が思います。本年に上手く売られてない商品を50~80%に割引して販売する年末の商売文化ですね。

      (出典:ac-illust.com、https://thumb.ac-illust.com/91/91316f28afbd20afeecccf2de91413b1_w.jpeg)

以上は私が面白いと思い、ユニークな日本の文化でした。私の宗教上の信仰により、上記の文化に直接体験することは出来ませんが、皆さんが実践する姿を見るだけでも尊敬し、豊かな文化だと思います。

 

では、次はインドネシアにある年末・新年の文化をご紹介します:

    • ラッパ・トランペットを吹く
    • インドネシアでは、新年はラッパ・トランペットの響く音が象徴的です。この文化はグローバリゼーションの影響であり、ラッパ・トランペットの大きな音が祝宴を盛り上げます。

      (出典:Kalderanews.com、https://www.kalderanews.com/wp-content/uploads/2019/12/Asal-usul-terompet-tahun-baru-640×381.jpg)
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    • Car Free Night/カー・フリー・ナイト (CFN)

    • 12月31日に行われる夜分21時~01時までの道路封鎖もしくは車自由フェスティバルです。このフェスティバルは、よく交差点で行われ、年末から新年への最後の夜の雰囲気を楽しむ機会であり、市民が夜のパーティーや地元料理を楽しむことができます。

      (出典:TheJakartapost.com、https://img.jakpost.net/c/2018/01/01/2018_01_01_38184_1514739998._large.jpg)
    • Badendang Rotan /バデンダン・ロタン

    • マルク州で毎年1月1日に行われる伝統的な新年祝宴文化です。一般的な綱引きに似た競技の伝統で、ロタン(ラタン・籐)の編み物を使い、数十メートルの長さで地元の人々が参加できるようにされています。これはマルク州の地元の人々間の協力、共同作業、連帯の象徴です。

      「Badendang」とは「揺り動かす」という意味で、新年の真夜中12時を過ぎた後、家族、親戚、地元の人々と共に歌や踊りで満たされます。

      (出典:インドネシア文部科学省、https://kebudayaan.kemdikbud.go.id/bpnbmaluku/wp-content/uploads/sites/13/2020/04/22-1.png)

       

    • ランタン祭り
    • ジョグジャカルタ特別州にあるボロブドゥール寺院で行われるランタンフェスティバルは、インドネシアの仏教の儀式の一環です。大晦日の夜空にランタンを放ち、人々の未来への願いや希望を象徴しています。また、ランタンから放つ光は、人間の悪い性質を浄化する象徴とされています。

      (出典:Detik.com、https://awsimages.detik.net.id/community/media/visual/2019/05/19/b3d5dd1b-9d29-4b52-9ad4-37b409cd4c78_169.jpeg?w=700&q=90)

国々の年末・新年のお祝いは多様性に富んであり、私達に様々な国を訪れ、年末・新年の異なるお祝いの多様性を体験する機会を与えてくれます。文化すれ違いにより、経験や知識が広がり、世界各地での社会化や共同体形成に関する見方が深まりますね。

 

以上は今回の話題でした。また次回!Sampai Jumpa